Twilio SMSの到達率が送信元を日本番号に切り替えることで改善できた

Twilio SMSの到達率が送信元を日本番号に切り替えることで改善できた

日本国内でSMSを送信する場合、多くの企業は米国の電話番号を使用しています。米国の電話番号は簡単に購入でき、比較的低コストであるため、テストや本番環境でも利用されることが多いのです。

しかし、最近のプロジェクトで短期間に大量のSMSを送信する必要が生じ、一部のキャリアでの着信到達率が低下することが判明しました。様々な原因を調査し、一部のキャリアにも問い合わせを行いましたが、特に有効な解決策は見つかりませんでした。

この状況から、米国の電話番号を使用したSMS送信には何らかの制限がかかっているのではないかと推測されました。

Twilio社に相談した結果、日本のSMS配信プロバイダー経由で送信することで問題が改善できる可能性が高いことがわかりました。日本のSMS配信プロバイダー経由でのSMS送信に切り替えることにしました。その結果、SMS到達率が大幅に改善し、問題が解決されました。

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なお、Twilioでは日本の電話番号を使ってSMS送信ができるようになっています。米国の電話番号に比べて若干コストは高くなりますが、検証の結果、SMS到達率がほぼ100%に達することが確認できました。

米国番号でのSMS送信の到達率:

  • キャリアA 87%
  • キャリアB 99%
  • キャリアC 70%

日本番号でのSMS送信の到達率:

  • キャリアA 100%
  • キャリアB 100%
  • キャリアC 100%

結論として、日本国内大量のSMSを送信する必要がある場合、コスト面で許容できるのであれば、日本の電話番号を使ってSMS送信を行うことをお勧めします。これにより、高い到達率と安定したサービスを確保することができます。

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